事務所との契約トラブルが報道されていた、大人気K-POPグループ「NewJeans」。
2024年から続く一連の混乱は、2025年3月に地裁の仮処分受け、活動停止が決定しました。
事務所との契約トラブル、衝撃の契約解除、グループ名の変更、そして活動休止……。
それらは、世界中のファンに衝撃を与えました。
本記事では、「NewJeans 事務所トラブル 何があった 時系列 まとめ」というキーワードのもと、トラブルの全貌を年表とともにわかりやすく解説。
いつ、誰が、何をしたのか──その背景と経緯をしっかりと整理しています。
今後の活動やグループ名の行方についても考察していますので、今の状況がモヤモヤしている方に、ぜひ読んでほしい内容です。
NewJeans事務所トラブルの全貌を時系列で徹底まとめ

このトラブルはNewJeansを手掛けたミン・ヒジンさんとNewJeansが所属する事務所の創業者であるパン・シヒョクさんの間で起こったとされています。
ミン・ヒジン氏:東方神起、少女時代、SHINee、EXO、f(x)などの人気グループのアートディレクションを手がけた、韓国のアートディレクター。K-POP界に革新的なビジュアルとコンセプトをもたらした人物。
パン・シヒョク氏:韓国の音楽プロデューサー・実業家で、HYBE(旧Big Hit Entertainment)の創業者。BTS(防弾少年団)のプロデューサーとして世界的成功に導き、K-POPのグローバル展開を加速させた立役者として知られる。これまでにgod、Wonder Girls、2AM、TOMORROW X TOGETHERなど多くの人気グループを手掛け、韓国音楽界に多大な影響を与えてきた。
K-POP界をリードしてきたふたりの間に何があったのか、詳しく見ていきます。
NewJeans事務所トラブル:時系列まとめ年表
まずは、全体の流れをつかむために、主要な出来事をまとめた年表をご覧ください。
日付 | 出来事 |
---|---|
2019年 | ミン・ヒジン氏がパン・シヒョク氏に誘われ、HYBEに入社。 |
2021年(6月または7月) | NewJeansのメンバー構成などを巡ってHYBEとの対立が表面化。 |
2021年11月12日 | HYBE傘下の新規レーベル『ADOR』を設立、ADORの代表に就任。 |
2022年5月2日 | LE SSERAFIMが先にデビュー。よりHYBEとの摩擦が生じる。 |
2022年7月22日 | NewJeansがADORからデビュー。 |
2024年2月 | ミン氏がHYBEに契約と株の見直しを要求。 ミン氏の任期満了後の株売却による受取金額について、HYBE側が受け入れがたい条件の提示があった。 |
2024年4月22日 | 「広告主から受け取ったお金をミン氏が横領している可能性」から、HYBEがADORに内部監査を実施。 |
2024年4月25日 | HYBEが記者会見を開き、ミン氏を「業務上背任容疑」で刑事告発。 |
2024年5月7日 | ミン氏が臨時株主総会議決権行使を防ぐよう求めた仮処分を申請。ADORの独立へ動く。 |
2024年5月30日 | 一部仮処分が認められる。 |
2024年8月27日 | ミン氏がADORの代表職を解任される。 |
2024年11月14日 | NewJeansがADORに「専属契約の重大な違反事項の是正」についての内容証明を送付。 |
2024年11月28日 | 記者会見で契約解除を発表。 |
2025年2月 | グループ名を「NJZ(エヌジェージー)」に変更し独自活動へ。 |
2025年3月21日 | HYBEは「専属契約は現在も有効であること」、また、 「独自の活動の禁止」などを求めた仮処分を裁判所に申し立てし、これを受けた韓国地裁が「NJZ名義での活動禁止」の仮処分を決定。 |
2025年3月23日 | 香港の公演で活動休止を発表。 |
発端はミン・ヒジン氏の独立構想?
NewJeansの事務所トラブルは、プロデューサーでありADOR代表だったミン・ヒジン氏による「独立構想」から始まったとされていますが、両者が対立しており、定かではありません。
もともとSMエンターテインメントで少女時代やSHINeeなどのビジュアルコンセプトを手がけたミン氏は、HYBEの創業者・パン・シヒョク氏にスカウトされ、ガールズグループ開発を任されました。
2024年初頭、ミン氏は「NewJeansの契約を自由にする権利」「ADOR株式の買戻し」など、破格の要求をHYBEに提示しました。
この要求は「グループごと独立する」ことを意味しており、HYBE内部に激震が走りました。
これが、後の監査に繋がり、対立の引き金となるのです。

一から育てた会社を独立させたいと思うのは普通なことだとは思うけど・・・
LE SSERAFIMデビューが火種に
NewJeansをめぐる騒動の表立った“最初のほころび”は、LE SSERAFIM(ルセラフィム)のデビューにありました。
HYBEは、当初「初のガールズグループ」としてNewJeansを準備していましたが、2022年5月にLE SSERAFIMが先にデビュー。
この事実に、初のガールズグループとしてNewJeansを育てていたミン・ヒジン氏は大きく動揺したといわれています。



なんの相談もなく、急に言われたら誰でも驚きますよね
ミン氏が構想していたNewJeansは“完全な新人”“10代”という純粋性をコンセプトにしていました。
一方、HYBEがLE SSERAFIMの中心メンバーとして起用した宮脇咲良(サクラ)、キム・チェウォンは、すでにデビュー経験があり、20代。
「初のガールズグループ」に合うようコンセプト決めていたにも関わらず、HYBEはLE SSERAFIMを“本命”として優先的にデビューさせます。
また、そのタイミングで、「LE SSERAFIMはミン氏が手がけたもの」と思われないように、NewJeansの広報を一時ストップするよう命じました。
この一件が、ミン氏とHYBEの信頼関係を崩す決定打となったと考えられています。
ADORへの内部監査で亀裂が決定的に
2024年4月、ついにHYBEはADORの幹部らが独立を画策したとして、内部監査を実施しました。
ミン・ヒジン氏がADORをHYBEから独立させようとしていたことが社内に伝わったからです。
監査の結果、以下のような疑惑が浮上します。
- ADORの経営陣の1人と共にプライベート・エクイティ・ファンド(PEファンド)にADOR株式80%を売却しようとした
- HYBEとの契約内容を外部に漏洩した
- アーティストの親や関係者と結託していた
- 他グループ(ILLIT、TWSなど)に対し「NewJeansのパクリ」と公言していた
このことから、HYBEは4月25日午後に記者会見を開き、ミン氏を業務上背任容疑で刑事告発。
この日を境に、NewJeansを取り巻く状況は一変し、グループ全体が渦中に巻き込まれていきました。



ミン氏は株の売却や外部漏洩に関して、一切関与していないと否定しました
そこから、HYBE側は2024年5月31日の株主総会での解任しようと動いていましたが、ミン氏がHYBEの臨時株主総会議決権行使を防ぐように仮処分申請を行い、裁判所が認めたたためミン氏の代表解任はいったん免れました。
このとき、裁判所は「HYBEが主張するミン代表解任理由、辞任理由が十分に説明されておらず、ミン氏の行為がHYBEに対しては背信的行為になるかもしれないが、ADORに対する背任行為になるというのは難しい」としています。
2024年8月27日に、HYBEは解任権を行使し、ミン氏をADOR代表から解任しましたが、ミン氏側は、この決定を不服として、裁判所に「Ador臨時株主総会招集およびAdor社内取締役再選任のための仮処分」を申請しました。
ミン氏は、ADOR代表は解任されていますが、会社をクビというわけではなく、社内取締役という立場は残り、引き続きNewJeansのプロデューシングは行うこととしています。
2024年10月17日に、ADORは臨時株主総会で「ミン前代表を社内取締役に再選任した」と発表。
これは、これまで務めていた社内取締役の任期が11月1日までだったのを、再選任が可決されたことで、2024年11月2日から3年間、さらに社内取締役として留まることができるようにするためでした。
しかし、ADOR側は「(ミン氏が強く訴えていた)代表取締役復帰要求については、現在は受け入れられないということで議論した。」としています。
その後、ミン氏は2024年11月20日、ADORの社内取締役を辞任しました。
記者会見と契約解除の衝撃発表
2024年11月28日、NewJeansのメンバー5人が突如として記者会見を開きました。
その場で彼女たちは、「本日11月29日0時をもってADORとの専属契約を解除する」と発表。
この衝撃的な発表は、世界中のK-POPファンの間で瞬く間に拡散されました。
記者会見でメンバーたちは、「2週間前に契約違反の是正を求める内容証明を送ったが、ADOR側から返答がなかった」と説明。
約2週間前の2024年11月13日に、「これ(内容証明書)を受け取った日から14日以内に専属契約の重大な違反事項をすべて是正せよ。ADORが是正要求を受け入れなければ、専属契約を解除する予定であることを知らせる」という内容証明書を送付していました。
彼女たちは、あくまで“正当な手続きを経て解除に踏み切った”と主張しました。
しかし、ADOR側はすぐに反論し、「専属契約は依然として有効」と公言。
もしNewJeansが一方的に活動を続ければ、違約金が300〜600億円にも及ぶ可能性があるとの報道も流れました。
この時点で、グループ名「NewJeans」の使用権についても問題が浮上。
商標を保有するのはADOR側であり、今後「NewJeans」という名前を使えなくなるリスクが生じたのです。



あくまで個人的考察ですが、ミン氏の代表再就任が盛り込まれていたのでは?と思いました。
グループ名「NewJeans」問題が浮上
契約解除後、最大の課題となったのが、グループ名「NewJeans」の扱いです。
この名前の商標権はADORにあり、今後、メンバーたちがこの名前で活動することは困難と見られています。
過去にも同様の事例がありました。
たとえば、東方神起を脱退した3人は「JYJ」として活動、GFRIENDから分かれたメンバーは「VIVIZ」と名乗っていました。
当初、メンバーたちは「NewJeansの名前は諦めない」としていましたが、彼女たちもその前例に倣い、2025年2月には「NJZ(エヌジェイジー)」という新たな名称での活動を開始。
ADOR側は専属契約が有効であるとし、活動するグループ名は「NewJeans」として活動すべきと強調していましたが、NJZ側は拒否。
ただし、ファンやメディアからの呼称は変わらず「NewJeans」が多く、名称の移行には苦戦していたようです。
韓国地裁の仮処分で活動休止へ
2025年3月21日、韓国ソウル中央地裁は、ADOR側の専属契約は有効だとし、NewJeans(現・NJZ)に対し独立名義での活動禁止の仮処分を決定しました。
つまり、「NJZ」という名前での音楽活動や商業活動が法的に禁止されることに。
この決定を受けて、3月23日、香港で行われたイベント「ComplexCon」のステージ上で、メンバーたちは活動休止を電撃発表し、観客約11,000人の前で、メンバーたちは涙をこらえながら紙に書いたメッセージを読み上げました。
「私たちは強くいようとしているけど、正直つらい。精神的にも感情的にも限界だった」と語るダニエルの言葉は、多くのファンの胸を打ちました。
また、「See u soon guys〜 Can’t wait!!!」と、インスタグラムでも前向きなメッセージを発信。
一方、ADORはこの活動休止について「一方的に宣言したことは非常に残念」とコメント。
話し合いの場を求める姿勢を示しましたが、双方の溝は深いままです。
今後の展望とファンの声
活動休止後、NewJeans(NJZ)の今後については依然として不透明です。
韓国地裁の判断により、今後1年以上の法廷闘争が続く可能性も高く、復帰のタイミングはまったく読めません。
一方で、グループ名「NewJeans」を使用できない状況が続けば、新しいプロジェクト名やユニットとしての活動再開も考えられます。
また、5人が今後ミン・ヒジン氏と合流し、新たなレーベルを立ち上げる可能性も一部では報じられています。
ファンの間では「どんな名前になっても応援する」「また笑顔で戻ってきて」といった応援メッセージがX(旧Twitter)などで相次いで投稿。
活動休止を惜しむ声とともに、「彼女たちの勇気を誇りに思う」との支持も広がっています。



本人たちが納得する形で復帰できるなら、それが何より嬉しいですね。
まとめ


NewJeans事務所トラブルは、ミン・ヒジン氏とHYBEの対立から始まりました。
2022年のLE SSERAFIM先行デビューや、2024年の内部監査、契約解除と記者会見を経て、騒動は激化。
2025年にはグループ名を「NJZ」へ変更するも、韓国地裁の仮処分により活動禁止となり、活動休止を発表しました。
このトラブルは、K-POPの裏側にある「契約」「権利」「創造性」といったテーマを深く浮き彫りにしています。
彼女たちが再びステージに戻る日を、ファンは信じて待ち続けています。
みんなが納得して解決できるよう願っています。
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